小さい頃は何となく苦手だったという方も結構いるニンジン。
日頃、意識して食べているでしょうか。実はニンジンは食べる美容液なんて言われるほどの実力の持ち主なんです。美肌になりたいという方必見のお野菜です。
ニンジンの栄養素
ニンジンの栄養素①βカロチン
何といってもニンジンの栄養素の中で有名なのがβカロチンです。
癌や脳卒中の予防に良いともいわれていますが、これはβカロチンの抗酸化作用によって活性酸素の増加を抑えてくれるからなんです。また、抗酸化作用が強いため、細胞の老化を抑制シミやシワを予防し紫外線によるダメージの予防にもなります。
活性酸素は肌にも悪影響を及ぼしますので美肌のためにぜひ取り入れたい栄養素ともいえます。粘膜や肌を強くしてくれてむくみや代謝をサポートしてくれます。若返りの栄養素なんて言われることもあるほどで、1日あたり中くらいのサイズの人参1本を食べるのが理想的です。
ニンジンの栄養素②食物繊維
そして食物繊維。食物繊維は便秘の解消に効果を発揮してくれて、身体の中の余計なものを排出してくれます。便秘になると肌荒れを起こしやすくなってしまうため、食物繊維を摂取して腸内環境を整えましょう。
腸内環境が整えば、くすみや吹き出物の発生を抑制してくれるともいわれているんです。肌そのものの代謝率もあげてくれます。
人参の栄養素③セロトニン
そしてセロトニンも人参には含まれているんです。セロトニンは幸せホルモンなどといわれることがありますが、女性ホルモンに働きかけて自律神経のバランスを整えてくれるとされています。
このことによって肌の調子を安定して良い状態に導いてくれるんです。女性にはバイオリズムがあります。月経前になると肌荒れが起きてしまったりという経験をお持ちの方も多いんです。これを防ぐにも人参は期待できる野菜なんです。
人参の効果的な食べ方
人参の栄養素を見ていきましたが、最もその成分が強く含まれているのが「皮側」なんですね。
真ん中に行くほどに栄養素が少なくなります。だからこそ、皮をむかずに食べるのがオススメなんです。
そして効率的に栄養を取り入れるために知っておきたいのが「油」との相性についてで、βカロチンは油に溶けやすくなります。サラダとして食べるよりも吸収率を上げることができます。
油もこの時オリーブオイルやマカダミアナッツオイルやアーモンドさらにはココナッツオイルなど肌に良い効果があるといわれているものと合わせると良いかもしれませんね。
とはいえ、毎日1本を食べるとなるとなかなか難しいかもしれません。そのような際にジュースにすれば飲みやすくなるでしょう。
油が入りませんし、また吸収率は下がりビタミンCを破壊してしまうともいわれていますが、上手にフォローすれば美味しく美肌を目指せます。それは酸味のあるものと組み合わせてジュースにすることです。
酸味があるものと合わせることによってビタミンCが破壊されないんです。
作り置きをしておくのであればきんぴらがオススメ。皮ごと炒めることができますし、ごまを合わせることでセサミンも摂取できるので肌に良い成分をしっかりと取り入れられます。
人参の味そのものに飽きてしまった時にはドレッシングはいかがでしょうか。シンプルなものであれば人参、お酢、オリーブオイル、塩だけで簡単に作れます。フードプロセッサーがない方はすりおろしても構いません。それにお醤油や煮切ったみりんを足したり細かく刻んだ玉ねぎをいれたりとアレンジしても楽しいですね。
参照:cookpad.com
そして注目をしたいものがもう1つあります。それは「葉」です。人参の葉にも栄養素が含まれていてカロテンはもちろんのこと、美肌に良いとされているビタミンEも含まれています。
そのほかビタミンKやカリウム、葉酸までとることができるので美肌を目指している方はぜひとも注目してください。少し癖があるから苦手だという方はスープにいれるのが食べやすくてお勧めです。炒め物や煮物にしても癖が飛びますよ。
人参の旬は11月から1月と寒い時期のお野菜ではありますが、1年を通してスーパーでは見られるものなので気軽に美肌チャレンジしやすいですね。