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話題になった「ヒルドイド」効果効能や、効果的な使い方とは?

美肌の持ち主はほとんどの人が持っているとまで言われ、美容業界では一躍注目の的となった「ヒルドイド」ですが、あなたは具体的にどのような効果があるのかを知っていますか?
実は話題沸騰していたころの情報には少なからず正しくない情報も含まれていたので、ここではきちんとヒルドイドの正しい情報を整理したいと思います。

ヒルドイドはマルホ株式会社が製造している医療用医薬品で、クリームタイプローションタイプの二つがあります。ひどく乾燥した部位にはクリームタイプ、全身の保湿にローションタイプがおすすめです。


参照:https://pinky-media.jp

主にアトピー性皮膚炎の治療を目的とした処方薬です。アトピーでない方でも、乾燥する・皮膚がかゆいなどといった症状を訴える場合はこのヒルドイドが処方されることが多いです。
なぜなら、ヒルドイドには保湿効果と血行を促進する効果があるからなのです。

ヒルドイドの効果・効能とは?

ヒルドイドの効果をもう少し詳しく解説すると、

・ケガ後にすぐ塗ることによって傷口の再生が早くなる
・傷跡が残りにくくなる
・炎症が早く治る
・血行促進によって冷え性やしもやけ、あかぎれの緩和
・筋肉痛や打撲が早く治る

といったように、保湿効果血行が促進されることで、肌の表面で起こるトラブルだけでなく内部にもいい影響が出てくれるのが嬉しいポイントですね。

そんなヒルドイドの有効成分はというと、主に「ヘパリン類似物質」です。これは人間の体内に元から備わっている「ヘパリン」と似た化学構造をもつ物質で、コンドロイドチン・ヒアルロン酸などと同じムコ多糖類の一種とされています。

また、コンドロイチンをさらに精製した天然由来成分であり、肌との相性が良く低刺激なのでアトピーの方にも安心して使えるのです。

同じように有名な保湿剤としてワセリンがありますが、ワセリンは自身が水分を保持することができないため、肌表面を覆うことで表面からの水分蒸発を抑制することで保湿作用を示します。これに対して、ヘパリン類似物質は水分を保持する性質を持ち、肌内部の角質層まで浸透して直接的に保湿作用を示します。
肌内部の水分を保つ角質層の水分保持機能を改善することで、肌の内側から潤いを取り戻すことができます。

市販で購入できる類似品も出ています!

医薬品ということから、基本的には病院での処方になりますが現在では同成分の商品が多数出ており通販などでも購入可能です。お近くのドラッグストアでぜひ探してみてください。

ヒルドイドに含まれる「ヘパリン類似物質」の効果とは?市販でも買える?皮膚科で処方されるヒルドイド。話題になりましたが、美容目的で処方してもらうことはできません。ヒルドイドに含まれている「ヘパリン類似物質」に高い効果があるそうです。その効果とは?市販でも購入可能?...

ヒルドイドの効果的な使い方

まずは圧倒的な保湿力により、顔に塗るだけでそこらへんのパック以上の効果が得られます。それになんといっても塗るだけなのでとても簡単。
夜のスキンケアルーティーンの最後に適量を顔全体に塗り込むだけで翌朝までもちもち感が続きます。

より効果を実感したい方は、ヒルドイドを塗った後にホットアイマスクやホットタオルをのせて5分~10分おきましょう。


保湿効果に加え、血行促進することにより顔のむくみやつかれなども改善されます。もっと簡単にすると塗った箇所に湿らせたコットンなどをはりつけ、3分~5分おくことで保湿効果が高まるのでお勧めです。
また、顔だけでなくハンドクリームとしてやひじやかかとなどカサつきが気になるところにも大変有効ですよ

ヒルドイドは保湿力の持続時間が長いのでなにもなければ朝晩でも十分ですが、水回りの仕事をされるお仕事の方や主婦の方はこまめに塗ることでより効果的になります。
ひじやひざの頑固なカサつきに関しては、一度塗って改善というような魔法は、どの薬を使ってもあり得ないと思ってください。

ヒルドイドは塗り続けることによって少しずつ、でも確実に治していってくれます。すぐにあきらめずにしばらく継続して使用してみてください。


クリームのほうはべたつき感が強いと感じるかもしれませんがその分の保湿力は保証します。
もしべたつき感が苦手な方ローションタイプを選ぶといいでしょう。

さらさらとしたテクスチャでしっとりなじんでくれます。ローションタイプでも十分保湿効果は得られますので使用する場所や乾燥の具合に応じて使い分けるのもいいかもしれません。
このように絶大なる保湿効果と血行促進効果を併せ持つヒルドイドをうまく利用して乾燥知らずのもちもち肌を手に入れましょう。