30代に突入すると、お肌のトラブルを気になり始めるころではないでしょうか。
20代では大丈夫だった夜更かしなども、30代になると翌朝、「なんだかお肌の調子が良くない」と思うようになりませんか。30代になると何となく気になる肌トラブル。いったいどのようなものが挙げられるでしょうか。
30代になって気になり始める肌トラブル
①くすみ
くすみは顔の表情を暗くさせたり、具合が悪く見えたりする印象があり、多くの人が改善したい肌トラブルの一つです。くすみの原因は大きく4つに分けられます。
まず、1つ目は乾燥によるくすみです。湿度の低下や洗顔のし過ぎによって肌が乾燥し、キメの乱れやハリの低下によってできる影によって顔がくすんで見えてしまいます。
こちらのタイプのくすみに悩んでいる方は肌の潤いを保つ機能が低下しているため、まずは部屋を加湿するなど普段から乾燥を予防することが重要です。スキンケアではたっぷりと化粧水を使用して、クリームやオイルで水分の蒸発を防ぎましょう。
2つ目のタイプはメラニンによるくすみです。肌は紫外線や摩擦など刺激を受けると自らを守るために褐色の色素であるメラニンを作ります。このメラニンが排出されずに肌表面に残ることで、くすんで見えてしまします。こちらのタイプのくすみに悩んでいる方はとにかくメラニンを排出させ、作らせないことが重要です。
メラニンの排出は角質ケアによってメラニンが蓄積して古くなった角質を除去するのが最も効果的です。
3つ目は血行不良によるくすみです。血液の流れが悪くなることで肌に充分な栄養が届かずに、メラニンなどの老廃物も排出されなくなります。また、血流量も減るため顔の赤みが減少することで、毛細血管が青く目立つことで顔色が悪くなってしまいます。このような症状で悩んでいる人は運動や入浴時に浴槽に浸かって身体を内側から温めて血行を促進するように心がけてみましょう。
4つ目は糖化によるくすみです。白米や、麺類、砂糖などの糖質が蓄積すると、肌のタンパク質を結びつくことでAGEs(最終糖化生成物)へ変わってしまいます。また、糖質だけでなく紫外線や喫煙によって発生した活性酸素もAGEs生成の原因となります。このようにして生成されるAGEsは自身が黄褐色をしているため、肌も黄色くくすんで見えてしまいます。このような原因を持つ方は普段から過剰な糖質を避けて、糖代謝を促すように食事に気を付けてみましょう。また、活性酸素によるダメージを減らすために、抗酸化成分の多い食事をとることで改善される場合もあります。
一言にくすみといっても、その原因は人によってさまざまです。複合的な原因で発生しているため、1つの対策では改善しない場合もあります。自分のくすみのタイプを把握して、効果的に対策を実施しましょう。
②シミ
シミは見た目からも年を取って見えたりする非常に厄介な肌トラブルです。シミは昔の日焼けから出るものや、ホルモンバランスの乱れから出るものなど、シミの原因は様々です。
日焼けから出るシミであれば、美白効果のあるスキンケア用品を使うことで効果が現れることがあります。長年紫外線を浴びることで肌にダメージが蓄積し、皮膚の再生能力が低下し、メラニンの排出能力も低下してしまいます。そこで、皮膚の代謝機能を正常に戻すことが重要です。
しかし、ホルモンバランスの乱れから出るシミは、美白をしてもあまり効果は得られないことが多く、皮膚科医に相談をすることをおすすめします。
③シワ
20代の時はなかったのに、30代になったらシワが出来たなんて言うことは、多くの人が経験をしていることでしょう。そもそもシワは乾燥から出来るものと言われています。
肌が乾燥していなかったら、シワは出来ないのです。
そうなると保湿力のとても高いスキンケア用品が必要になります。
特にヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンなどを配合されたクリームを使うと効果が得られるようです。
30代になったら気を付けたいスキンケア!
では30代に突入したら、これらの肌トラブルを改善するために、どのようなスキンケアが必要なのでしょうか。
それは、30代に入ったら、化粧水と保湿クリーム、そして日焼け止めクリームを念入りに使うことです。
まず化粧水と保湿クリームは、洗顔の後に必ずたっぷりと使います。20代の時のように、簡単にすませるのではなく、念入りに行うことがポイントです。
時間をかけて、手のひらを使い、肌に押し込むように抑えながら化粧水や保湿クリームを肌になじませましょう。
高級な化粧水や保湿クリームを使う必要はありません。要は、たくさん使うことがポイントなので、プチプラなスキンケア用品で十分効果は出るでしょう。
全ての肌トラブルに、紫外線対策は必須!
外に行かないから日焼け止めはいらないと思わずに、窓から入り込む日差しを気にし、家の中にいても日焼け止めを付けることをおすすめします。
そして時間があるときはスペシャルスキンケアで、美肌を目指しましょう。いつものスキンケアにプラスして、フェイスマスクや、角質を取ったりなど、いつもは行わないスキンケアをすることによって肌の活性に繋がります。
しかしスペシャルケアは常にやるべきものではなく、週に一度程度で行うこともポイントです。それは、毎日スペシャルケアを行うと、逆に肌が乾燥しやすくなったり、肌トラブルを起こしてしまう可能性があるからです。
30代に入ってからのスキンケアは、一日メイクを落とさなかっただけでも、肌に変化が現われてしまいます。
毎日正しくスキンケアを行い、規則正しい生活をすれば、日に日に美肌効果を感じる、そんな肌になれるのではないでしょうか。