PET

愛犬の脱走、何が原因なの?簡単にできる対策もご紹介!

大切な家族のワンちゃんですが、ふとしたことがきっかけで脱走してしまう事があります。ワンちゃんにとってお外はとても危険がいっぱい。もし、脱走したらそのまま2度と会えなくなることもあります…
実は、ワンちゃんにもワンちゃんなりに脱走する理由があります。その理由を私たちが知っていれば脱走を未然に防ぐことが可能です。
ワンちゃんが脱走してしまう理由をまとめてみたので一緒に見ていきましょう!

犬が脱走する理由

・恐怖心などによる危機回避


「知らない人」や「苦手な犬」「初めて見るもの」など、何か怖い、嫌な思いをしたときには飼い主さんの声も耳に入らなくなり、走り出す場合があります

・驚き・パニック


雷や地震、急な出来事に驚きパニックになり、その場から逃げたい一心で脱走してしてしまう犬もいます。また、パニックは普段はおとなしく、勝手に脱走しない犬でも起こりえます

怖がりだったり、外に慣れていない犬の場合、「路上に落ちているコンビニの袋が風で動いた」「車が横切った」「飼い主さんが踏んだ砂利の音」などでもパニックになることも…
初めて出会う刺激に対して過剰に反応する犬は特に要注意です。

・好奇心


「大好きなボールが飛んで行ってしまった」「懐かしい匂いや好きな人を見つけた」など、好奇心のまま、その対象に向かって走り出すことがあります

散歩が好きで束縛が苦手なタイプに脱走は多いようです。また、一度脱走した経験が楽しかった場合は再犯することも…

特定のものではなく、単純に「あっちには何があるんだろう」という場合に、脱走できる環境なら無意識に家の敷地などから出る可能性もあります。室内犬よりも、季節の変化や周囲の状況を敏感に感じ取れる、外飼いの犬が逃げやすい傾向にあります。

・本能的行動


去勢していない犬の場合には、繁殖しようとメスを探す行動が増えます。

本能による脱走の場合には、相手の犬、飼い主さんにも迷惑をかけることになります。繁殖を考えないのであれば、早いうちに去勢手術をおすすめします。

ただし、去勢後であっても記憶の中の本能を刺激されると脱走する場合もあります。

愛犬の脱走対策

①「呼び戻し」と「待て」のしつけ


脱走を防ぐためには「呼び戻し」と「待て」のしつけが重要です。あらかじめトレーニングしておくことをお勧めします

下手にワンちゃんを追いかけてしまうと、ワンちゃんは追いかけられる遊びだと勘違いをして、さらに遠くへ逃げてしまう可能性があります。そのため、追いかけたくなる気持ちを一旦落ち着かせて、自分のところに呼び戻す方法がお勧めです

脱走してしまったときに備えて、日頃から「呼び戻し」や「待て」の訓練をしておきましょう

呼び戻しとは?


「呼び戻し」とは名前の通り、ワンちゃんを呼んで飼い主さんの元へ戻すことです。その際の呼び声は「おいで」「こい」「カム」などを使用します。ご家族でワンちゃんを飼っている場合は掛け声を統一してあげましょう。

②玄関に柵を設ける


犬の脱走が多い場所の一つが「玄関」です。玄関に飛び出し防止ゲートを置くことで、脱走のリスクを減らすことができます。

多くの場合、日常的な動線にゲートをつけることになるので、人もゲートの開閉などの必要があり、今までよりも生活しにくくなる部分がでてきます

その中でも最近では、人間にとっても使い勝手の良いゲートも販売されています。犬用ゲートを選ぶ際のポイントもあるので参考にしてみてくださいね。

1. ゲートの固定の仕方に注目
2. 愛犬の体の大きさに注目
3. 使用目的や場所によって変える
4. 設置する時の事まで考える
5. 安定感と耐久性も確認

③迷子札・マイクロチップ


万が一脱走してしまったときにも、飼い主の情報がわかるように、日頃から迷子札マイクロチップなどの対策もしておきましょう。

ワンちゃんにマイクロチップって大丈夫なの?

動物に埋め込むマイクロチップは、長さ8㎜~12㎜、直径2㎜程度の円筒型で、アンテナとIC を内蔵している「電子タグ」です。

・メリット
ペットにマイクロチップを装着していれば、迷子や災害などで飼い主さんと離ればなれになって保護された際、自治体や動物病院においてマイクロチップの情報を読み取り、飼い主さんと連絡を取ることができます

・デメリット
ワンちゃんにマイクロチップを装着することに抵抗のある方もいらっしゃるかと思いますが、日本獣医師会によると体内における影響は認められないそうです
また、マイクロチップは、安全性の高い生体適合ガラスやポリマーで覆われているため、副作用やショック症状等の報告もありません。

部分麻酔を用いてマイクロチップを埋め込む方法もありますので、今一度検討してみてはいかがでしょうか?

まとめ

愛犬の脱走は、危機回避やパニック、好奇心がほとんど。愛犬の安全を守るために、日頃からきちんと脱走対策をしておくことが大切です。