ダイエットに興味がある人ならば、一度は聞いたことがある言葉が「ローカーボダイエット」です。
「ロカボダイエット」と表記するものもあります。どちらも同じです。
ローカーボーダイエットって、なんとなく炭水化物を制限するのはわかるけれど、どうすればいいのかわからないという方も多いでしょう。
ローカーボダイエットとは
ローカーボダイエットは、簡単に言えば「低炭水化物ダイエット」のことです。
毎日の食事で摂取するご飯や小麦などの炭水化物を制限して、ダイエットする方法を言います。
炭水化物を制限することで、糖質の摂取量を減らすことができるので、結果ダイエット効果が期待できるというわけです。
米や小麦などの主食を減らすので、お腹が空きそうと思いますよね。
その分鶏ムネ肉や乳製品・大豆などのたんぱく質を積極的に食べるようにするのがローカーボダイエットです。たんぱく質を積極的に食べる方法だけではなく、ただ炭水化物の量を減らしてカロリー計算をしっかりする方法など、いろいろな考え方があるのがローカーボダイエットの特徴でもあります。自分にあった方法を試してみるといいでしょう。
なぜ炭水化物を減らすと痩せるのかというと、ちょっと難しい話になります。
炭水化物や糖類・脂質は、身体を動かすエネルギーの元です。車でいうガソリンみたいなものだと思ってください。身体をきちんと動かして生きていくために、炭水化物・糖類・脂質を摂取して体中に必要なエネルギーを届けます。この必要なエネルギーの量は人によって決まっているのです。必要な量を超えたエネルギーは、脂肪細胞として残ります。
脂肪細胞の量が増えれば増えるほど太って体重が増える、というのが身体の仕組みです。難しい話になってしまいましたが、炭水化物・糖類・脂質は摂りすぎると太ります。なので、炭水化物の量を制限することで無駄な脂肪細胞を減らすことになり、ダイエット効果が期待できるというわけです。
ローカーボダイエットと糖質制限ダイエットの違い
ローカーボダイエットは「低炭水化物ダイエット」のことや、炭水化物を減らしてダイエットをする方法を言うことが多いのですが、「糖質制限ダイエット」というなんだか似ている言葉がありますよね。
低炭水化物ダイエットも糖質制限ダイエットも、同じではないの?何が違うのかと思うでしょう。基本的にどちらも「糖質を減らす」ことで痩せることを目指す方法です。なので、はっきりとした違いはないと思っていいでしょう。どちからと言えば、糖質制限ダイエットの方が糖質の量に関しては制限が厳しい、という感じです。
ローカーボダイエットのやり方
ローカーボダイエットに興味がある人にとっては、詳しいやり方が気になるところでしょう。いろいろなやり方があるのですが、初心者さんならば無理のない範囲から始めるのが長く続けるにはいいですよ。
だいたい1食で20~40gに糖質を抑えると無理がないでしょう。
白米をごはん茶碗一杯分150gで糖質は55gになります。
毎食の白米はご飯茶碗半分くらいに抑えておくといいというわけですね。もちろん食事では白米だけではなく、汁物や肉・魚などの主菜など様々なものと組み合わせて食べる方がほとんどでしょう。
白米だけではなく、一緒に食べるおかずの糖質もしっかり調べて、1食20~40gになるようにしてください。
ローカーボダイエットはやり始めてすぐに効果が出る人は少ないです。もし1週間くらいで体重が減っても、それは水分が減って体重が減っているように見えているだけの可能性があります。
ダイエットの基本は長く続けることです。1週間で減ったから、とそこで気を緩めるとすぐに減った分が戻ってしまいます。ローカーボダイエットは、長く続けることで確実に効果が出ると言われているダイエット方法なので、数ヶ月単位で続けることが大切です。