高価な美容液を使用したり、お金を払ってマッサージなどを行ったりと、美容方法はたくさんありますが、質の良い「睡眠」をとることは美容にとても良い効果があることを知っていましたか？
肌だけでなく、髪の毛や体にも良い影響があり、日頃の睡眠習慣を見直して良質な睡眠を取ることは美容にとって非常に効果的です。
またお肌や内臓をリセットするには、最低でも6時間かかると言われています。
そのため、最低でも6時間の睡眠時間を取らないと、肌トラブルに悩まされる可能性が高くなります。
またお肌が活発化するタイミングは、寝付いてから3時間後ぐらいと言われており、これは成長ホルモンが影響しています。
成長ホルモンというと、「身長が伸びる」などのホルモンと思いがちですが、細胞の修復や疲労回復にもとても役に立っています。
では美容にとって効果的な睡眠をとるためには、どのようなことを心がけるべきでしょうか？
質のいい睡眠をとるために大事なこと
カフェインの摂りすぎに注意
まずカフェインの摂取量について考える必要があります。
コーヒー好きの人は、朝の1杯だけでなく、一日に大量のコーヒーを飲んでいませんか。
寝つきが悪い人は、もしかしたらカフェインの大量摂取が原因かもしれません。
カフェインの最大摂取量の目安は1日に300~400 mg と言われています。コーヒー100 mL にはおよそ60 mg のカフェインが含まれていることから、1杯を200 mL と仮定すると1日のコーヒーは3杯程度が適切だと言えます。カフェインを過剰に摂取してしまうとカフェイン中毒や依存症、胃腸障害などの体調不良の原因ともなってしまうため注意が必要です。
カフェインには覚醒効果があることから、朝の眠気を吹き飛ばすために摂取する人が多いです。しかし多くカフェインを取りすぎてしまうと、脳内で興奮状態が続いてしまい、夜なかなか寝つけなという状況を生み出してしまうのです。
摂取したカフェインを50％分解するためには約4時間が必要と言われています。そこで、自身が寝る時間から逆算して5時間前からはカフェインの摂取を控えることで、夜の寝つきが改善されるかもしれません。どうしてもコーヒーが飲みたくなった場合にはカフェインレスコーヒにすることで、香りによるリラックス効果を得ながら、カフェインの影響を抑えることができます。
ブルーライトに注意
次に注目することは、スマートフェンやPCの画面から発されているブルーライトです。
なかなか寝れないからと言ってベッドで横にながらスマホをチェックしていませんか。
スマホだけでなくテレビやPCの画面から発されるブルーライトは、なんと睡眠に関係するメラトニンやホルモンの生成を抑制して脳を目覚めさせるだけでなく、細胞の修復なども妨げられてしまいます。そのことからも、寝ると決めてベッドに入った時点で、スマホはチェックせずに寝る努力をしましょう。
適度な運動はオススメ！
そして適度な運動が、安眠に繋がるポイントにもなります。
何時間もがっつり運動をするのではなく、一日30分程度軽くウォーキングをしたり、またはリラックス効果もあるヨガを行ったりすると、その日の程よく身体が疲れることによって良く眠れる効果があります。
しかし、寝る直前に運動してしまうと体内が興奮した状態のままになり、睡眠の妨げになってしまいます。寝る前にはリラックス効果があるヨガを行うことで安眠に繋がるのです。またリラックスのためにアロマを活用することもおすすめです。特にラベンダーやカモミールは、精神を安定させる香りと言われており、眠気を促してくれるので、試してみるのも良いでしょう。
ぬるめのお風呂につかる
最後に夜寝る前に、ぬるめのお風呂につかることも、寝つきが良くなるポイントと言えます。眠りにつく90分前ぐらいに40度のお湯につかることで、眠りにつくための準備に入ることが出来ます。
眠りにつくための準備とは、体の表面の温度を上げて汗をかき、体内の熱を効率よく放出することで体内の温度を下げることです。
その準備ができていれば、寝つきが良くなり、また快眠に繋がると言われています。またお湯が熱過ぎてしまうと、眠気が覚めてしまい、逆効果です。ですので40度というぬるめな温度を守り、リラックス効果も伴う入浴を心がけましょう。
このように睡眠前の普段の行動を変えることで睡眠の質も異なってくるため、いかに質の高い睡眠を取ることができるかが美肌への大きなポイントとなります。
睡眠はお金はかからず、1番良い美容方法と言えます。快眠を得るためにも、質の良いの睡眠を作るように心掛けて、美肌とそして健康も手に入れましょう。
