もはや美肌や健康の代名詞ともなりうる栄養素「ビタミン」ですが、ビタミンA、B、C、Dといったようにたくさんの種類がありますよね。どれがどんな効果を持っているのか1度簡単に整理してみましょう。
ビタミンの種類と効能
ビタミンA
皮膚や粘膜を丈夫にしてくれる働きがあり、免疫力や抵抗力アップにも効果が期待できます。ニキビや吹き出物の悪化や細菌感染防止効果もあり、美肌保持には必須ではないでしょうか。
ビタミンB
細胞の再生を手助けしたり、粘膜を丈夫にし免疫力もアップしてくれます。脂肪の蓄積を防ぐ効果や、糖質を分解してエネルギー変換してくれることで脳や神経を落ち着かせる効果がありますよ。また、代謝を助ける効果もある為、その結果肌荒れやニキビ、吹き出物のトラブル対策にもおすすめです。
ビタミンC
美肌には欠かせないコラーゲンを作るのに必要不可欠な存在です。しみの原因となるメラニンの生成を抑制してくれる働きもあります。皮膚や粘膜の健康を維持してくれるだけでなく抗酸化作用も強く、風邪などの感染症予防にも効果的ですよ。
ビタミンD
骨や歯を丈夫にする働きがあります。それによって相対効果で肌が生き生きとみえるようになるのが特徴です。
簡単にあげてみてもこれだけの対美容効果があります。
しかしこれらをやみくもに摂取すればいいというわけではなく注意が必要です。
ビタミンはそれぞれ、
・脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)
・そして水溶性ビタミン(ビタミンB群、C)
という二つの種類に分けられます。
水溶性ビタミンは摂りすぎても尿や汗とともに排出されますが、脂溶性ビタミンは体に蓄積されてしまう為に過剰摂取で副作用が出てしまう心配があります。
なので、適量を正しく効果的に摂るように心がけましょう。
ビタミンを食事から摂る
ビタミンは日々の食事からも摂取することができるありがたい成分です。
緑黄色野菜やレバーや鶏肉、アジ、イワシ、そして卵など様々な食品に配合されているので毎日飽きないように献立作りもできるでしょう。
特に、水溶性ビタミンに関しては摂取しても余った分はすぐ排出されてしまうのでこまめに摂取を心がけることが大切です。ちょっと意識して食材選びをするだけで体の内面もお肌もいい効果を感じられることでしょう。
ただし、「もっと効率よく摂取したい」「自炊をしないので食材選びには限度がある」という方にはサプリメントでの摂取を強くお勧めします。
ビタミンCを例に挙げると、美容健康効果を得るには1日1グラム(レモン約100個分)以上が必要になってくるので、サプリメントが最適なんですね。効果は血中濃度に比例して現れるので、大量に摂取するよりもこまめにわけて摂取する方がいいでしょう。
また、食後に摂取することで栄養の吸収率も高めてくれます。体の中からのアプローチだけでは物足りない!という方は、外からのアプローチも試してみましょう。
今ではビタミンを配合した化粧水や美容液、またパックや洗顔、石けんなど様々な商品が販売されています。直接肌に使用することによって、肌細胞の新陳代謝を高めてはりや弾力が出たり、しみやくすみが軽減されて明るくみずみずしい肌になったりと、よりいっそう美容効果が高まります。
時間に余裕があり、リフレッシュしたいとき、疲れがたまっているときなどはスキンケア時にビタミン配合の化粧水やクリームなどを顔に塗った後、ホットタオルをかぶせ5分?10分ほど放置しておくと顔の疲れ、毛穴のケア、保湿などにもとても効果的ですよ!
日頃の食事で様々な食材から気軽に摂取することができ、サプリメントやスキンケアアイテムの種類も非常に多いビタミンだからこそ、無理なく続けられる方法、自分にあった摂り方を見つけることが美肌への近道ではないでしょうか。