お肌悩んでいる方の中でも特に「乾燥」に悩んでいる方は、「セラミド」が不足しているかもしれません。
化粧品などでもよく聞く「セラミド」。乾燥対策や美肌対策に役立つ成分として知られていますが、実際どのように肌にいいものなのか、外側からだけでなく内側からセラミドを摂取することも可能なのか?
今回はこの「セラミド」について調べてみました。
セラミドとは?
肌は、角質細胞が何層にも積み重なってできており、角質のうるおいを保つのが「皮脂膜」「天然保湿因子(NMF)」「細胞間脂質」の3大保湿因子です。
セラミドは肌の角質層に存在しており、角層細胞同士の隙間を満たし、細胞同士や水分をつなぎとめている肌の必須成分で、細胞間脂質の主成分です。そのため、お肌の潤いケアにはセラミドを増やすことが効率的です。
セラミドの役割とは
セラミドの役割は2つあります。
・水分を蓄えて肌を保湿する役割
・紫外線や細菌、アレルギー源などの外部の刺激から肌を守る役割
水分を蓄えて肌を保湿する役割
セラミドは肌細胞で生み出され、もともと肌に存在している成分です。
水分を抱え込む働き(水分保持機能)があるため、角質から水分が逃げてしまうのを防ぎ、肌をみずみずしい状態に保ってくれます。
外部の刺激から肌を守る役割
セラミドは細胞同士の隙間をなくしてくれることで、水分の蒸発防ぎ、紫外線や細菌・アレルギー源などの外部の刺激が肌の奥に侵入するのを防いでくれます。
セラミドが減少する原因とは
加齢
ターンオーバーの乱れ
加齢
どうしても、セラミドは年を重ねるにつれて減少していしまいます。
20代と50代では、約半分ほどの量になると言われています。
ターンオーバー
表皮の一番奥にある基底層から新しい皮膚細胞がつくられ(生成)、それが上へ上へと押し上げられ、肌の表面にでてきます(成長)。やがて、それが垢や古い角質として剥がれ落ちて(排出)、新しい細胞と入れ替わっていくことです。
このターンオーバーが乱れてしまうことで、セラミドをうまく生成することができません。これが乾燥肌の原因となってしまいます。
ターンオーバーの原因には、睡眠不足・ストレス・ホルモンバランスなどが影響しています。
生活習慣を見直してみてくださいね。
セラミドを取り入れる方法
セラミドを取り入れる方法①スキンケア
まずはセラミド入りの基礎化粧品と取り入れる方法ですね。
セラミド入りのものは保湿力が高いです。乾燥が気になっているかたは、ぜひセラミド入りの基礎化粧品を試してみてください。
ヒフミド エッセンスローション
ink. モイストエッセンスローション
キュレル 潤浸保湿 化粧水 III とてもしっとり
セラミドを取り入れる方法②食事
セラミドが多く含まれている食品を摂取することで、腸内でスフィンゴシンや糖、脂肪酸などに分解されます。これらの栄養はセラミドの元となるため、セラミドの生成に役立つと考えられています。
栄養バランスを見ながら、セラミドを多く含む食材も取り入れてみてくださいね。
【食材】
米(米ぬか)
小麦(小麦胚芽)
こんにゃく芋
大豆
黒豆
小豆
ひじき
わかめ
黒こしょう
【飲み物】
牛乳
コーヒー
紅茶
烏龍茶
甘酒
なかでも「こんにゃく芋(コンニャク芋)」には非常に多くのセラミドが含まれています。
黒豆や小豆、ひじき、わかめなど”黒い食べ物“にセラミドが多く含まれる傾向にあるので、食品選びの参考にしてみてくださいね。
飲み物では、牛乳に「ミルクセラミド」と呼ばれる、セラミドが含まれておりこれは植物由来のセラミドよりも吸収力が高いと言われています。
牛乳を1日に多く摂取するのは難しいと思うので、ヨーグルトやサプリメントなどで摂取するのもオススメですよ♪
サントリー ミルコラ
DHC セラミドモイスチュア
まとめ
肌のうるおいを保つために、「セラミド」が大事なことが分かりましたね。
年齢とともに、減少してしまうセラミドですが、スキンケアや食事でぜひ取り入れてみてくださいね!
年齢に負けない潤い肌を保ちましょう!